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大澤昇平『AI救国論』

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nikolaschla(ニコラシカ)。

31歳での東大最年少准教授という著者はこの本が初の著書だという。気鋭の学者らしくAI、IT業界、教育現場の課題と展望を忌憚なく論じきっている。

今の日本にイノベータが輩出しないのはシニア世代とか日本の企業組織の問題とかではなく、若者(20~30代)に実力がないという論からはじまる。
それは単に若者だけのせいではなくって、その理由を著者は「大学受験のジレンマ」という言葉で要約する。要するに大学受験というシステムがITとか技術とかイノベーションを起こすための基礎教養に対応していないためであるとする。

そのための処方箋を著者は開陳していくのだが、けっきょくは「救国=教育」というふうにぼくは感じた。

しかし、4,5章のディープラーニングおよびブロックチェーンというコア技術の進化のくだりはどれだけの人が理解できるんだろう。骨を噛み砕くのにはずいぶんと強いアゴの力が必要だと思う。(2019.11.23)

 

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