新築祝いで、3月まで住んでいた町の知り合いがやってきてくれた。
直ちに自宅へと向かうのではなく、寄り道をしていく。駅前の坂をのぼってもらい、公園を散策、そのなかにある歴史ある建物へとご案内。価値の解る人たちにこそ、こういうルートが相応しい。はたして、その通りの反応を頂戴して、ガイドしたこちらも満足。
自宅では焼き肉パーティを。しこたま仕込んだ肉を片っ端から娘のいちご1号がプレートで焼いていってくれた。あとは、お酒をゆっくりと味わう。この時間が貴重だし有り難い。日曜午後の素敵な過ごし方のひとつ。
もともと、彼らとは引っ越し前の場所で知り合い、10年近く地元でコミュニティ活動を今でも続けている。駅数からすれば大したことはないが(クルマでも20分程度)、自治体も変わっておいそれとはみんなと合流できなくなったのは、やはり寂しかった。16年も住んだところですから。
もう少し長居するのかと思いきや、みなさん、サラリと帰られたのはやはり大人の振るまいだ。長っ尻は行儀が悪い(迎えたわたしが言うのもなんですけど)。「また来てね」と別れる。少ししんみり。この感覚を忘れたくない。
【録り溜めに鶴日記】「大病院占拠」を通して観ました
HDDに録り溜めていた、23年冬の日テレドラマ「大病院占拠」全話を観ました。危うく、櫻井くんの「うそだろ」フレーズが我が家でブームになりかけましたが、ギリギリ回避できました。
脚本は、歌舞伎にルーツを辿れるような〈因果応報〉の物語で、なかなか興味深かったのですが、やはり櫻井くん、もう少し演技に注力してほしいところです。最終話の拳銃を握った手の震えはもう少し穏やかに(笑)。
それにしても「鬼滅の刃」からはじまった〈鬼〉モチーフのドラマ。テレ朝「unknown」も、同時期にNHKで放映した藤子・F・不二雄SF短編ドラマ「流血鬼」もやはり〈鬼〉がモチーフになっています。
unknown|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)
人間ではない〈鬼〉こそ、自分の本心をあらわすことができる存在として、これからドラマに取りこまれていきそうな気がします。