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〈時代〉の考え方(捉え方)

2025/12/26

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〈時代〉の考え方(捉え方)

2025/12/26

本日(12/26)で、2025年の仕事を納めました。
昨日今日と在宅勤務だったこともあり、また会社でも納会はしないということもあり、会社の人たちには挨拶らしい挨拶も大してしないままに年の瀬に向かう、という感じでした。当社の勤務形態からして、今後はこういう〈仕事納め〉が増えていく、あるいはスタンダードになっていくんだろうなと思われます。仕事上においては今年は大きな転機でもありましたので、個人的なことですが、それはまた別途記録しようと考えています。

仕事がはねた後、毎年恒例になっていますが、元地元(少し前に住んでいたところ)の気の置けない面面と忘年会で、新丸子まで。今年の振り返りと来年への抱負とをお互いに発表するという、単なる飲み会よりはやや背筋が伸びる飲み会でした。

宴もだいぶ終盤になって、「さて来年はどうなるかなあ」という話になってきました。気の置けない面面との会話はいつも刺激的で飽きません。

さて。算命学では「時代論」というトピックで、〈時代の捉え方〉のような講義をはじめ近くの授業で受けます。〈国家の命式〉を見るといってもいいかもしれませんし、時代を理解する〈フレームワーク〉と考えてもいいかもしれません。

日本国の〈誕生日〉

国家にも〈誕生日〉というものがあります。我が日本国には誕生日がある、と算命学では考えます。
それは、1947(昭和22)年5月3日「憲法記念日」です。
この日は、国民の祝日に関する法律では「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」ことを趣旨として、1946年11月3日に公布された日本国憲法が1947年5月3日に施行されたことを記念して制定されたものですね。
日本が大東亜戦争で敗戦し、新たな国造りの土台のひとつを施行した日です。

時代は循環する

算命学の基本的アプローチのひとつとして、方角の考えがあります。東西南北それそれの方角にはそれぞれに意味があります。
算命学は「木」「火」「土」「金」「水」という5thエレメント(五行)をベースにした陰陽五行思想がコアにあります。この五行が巡る、すわなち循環するという考えがあります。どこかで述べたように、「五行」の"行"には「巡る、運ぶ」という意味があります。

循環サイクルとしては、「金」⇒「水」⇒「木」⇒「火」⇒「土」、
という順番で巡り、
五行には方角が割り当てられています。かつ、それぞれの方角には〈時代の特色〉も当てられています。
ここでは、5番目に「中央」という方角が存在することがポイントになります。

①「金」:西方(西側)、動乱期
②「水」:北方(北側)、知性・教育期
③「木」:東方(東側)、平和期・経済確立期
④「火」:南方(南側)、庶民擡頭期
⑤「土」:中央、権力期

ということは、時代は西方から動いていくということになります。
国や組織が勃興すると西方から北方へと移動します。その時期は動乱期にあたります。人間が〈群れ〉を作ってその〈群れ〉が集団化・組織化していく、その始まりには動乱があるという考え方です。その期間は10年です(以降の時期についても10年ごとに推移)。

続いて、時代は北方から東方へ。動乱期から知性・教育期へと移っていきます。この時代はいわば動乱期の〈反省期〉でもあり、混乱と失敗の経験から学んでいく時期に当たります。

しかし、ここで北から東に向かうちょうど真ん中には、北東に「鬼門」があります。鬼門の説明はここでは割愛しますが、時間がその鬼門を通過するときには、何か大きな事件事故が起きるとされており、例えば東日本大震災もその現象のひとつと見做されています。その現象のことを「鬼門通過現象」といいます。
そういった、国家・組織(集団)の基盤を揺るがすような危機的現象(事件事故)を経験することで、その組織(共同体といってもいいかも)は全体がまとまるような〈学び〉を得ることができる、ということです。 (この項つづく)

  • この記事を書いた人

Dexter Franciscocity

穗座来 萬大(ほざき かずひろ) / iPhoneカメラ愛好家。

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