この「十大主星」の概説めいた話をシリーズ化するつもりもなかったのですが、気になる人たちの命式・人体星図を眺めていくと、なかなかに興味深く、つい筆をとってしまうという次第。
今回は【貫索星】。〈木性〉で〈守備本能〉を持っている星です。この星の性質をあらわすキーワードとしては、「頑固」「我慢強い」「独立心がある(独立独歩)」「マイペース」。太陽を燦々と浴びて真っ直ぐに伸びていく大樹の星、といったイメージです。
先日亡くなられた棋士の加藤一二三さんは星図の胸にこの【貫索星】がある方でした。たまたまわたしの地元から衆院選に出馬している、政治家の中谷一馬さんも同じく胸に貫索星があります。しかもこの方は南方にも貫索星があります。
ちなみに、中谷さんのお名前を出すのを一瞬ためらいましたが、匿名で貫索星の話をしても説得力がないのと、これまでも十大主星の話をするさいには、個人名を出してきたので、そのルールに従いました。もしどうしても名前を出せないときにはその旨はお伝えします。
閑話休題。
中谷さんは貫索星を2つ持たれていますが、そうすると「二連変化」といって【石門星】の性質へ変化します。石門星は〈協調と和合〉の星なので、貫索星の頑固さやマイペースさに変化が起きて、周囲の人との協調姿勢が出てきて、周りと上手く合わせて行けるようになっていきます。東方に【鳳閣星】があるのも政治家向きとも言えます。鳳閣星は〈伝達本能〉の星であるからです。
とはいえ、本来の性質は消えていないので、随所に頑固さや自尊心が垣間見えますね。意外に柔和な方でも、あるところで妙にこだわったり譲らないところがあったりするのは、こういう星を持っていることが多いそうです。
とまれ、頑固さないしはマイペースという性質は、独りになってもどんな状況におかれても初心貫徹するという側面があります。ですので、目的を持つと完遂しようとする力はあります。
いわゆる〈努力型〉ですね。
兄弟姉妹が多い方が伸びます(逆に一人っ子だと成長しない)。幼少期はスパルタ教育が向きます。スパルタ教育を施すことで、自分の思いどおりならない物事を自分の思いどおりにしようとする努力をするので、それが成長の糧になるからです。
貫索星の思考法は〈積み重ね〉です。飛躍というものを受け入れられない。ひとつひとつ着実に自分のものにしていく。ですから、スタートポイントを間違ってしまうと、本人のダメージが大きいんです。後戻りできないから。世の中の流行に迎合できないのですね。そういう意味でも〈守備本能〉のある〈木性〉の星です。
そんな貫索星が輝いているときは、温厚で人当たりがよく、しかしながら内面では頑固さを持っている。そういう時が〈陽転〉していると言えると思います。