目下の授業は天中殺の手前ではありますが、このあたりまで来て昔の講義ノートを広げると、「ああ、そうだったんだ」と理解が進むこともあって、なかなか貴重ではあります。
昨日のノートでは、「立体五行図」をたくさん引いた(書いた)ので、なんとなく今日は「立体五行方位図(立体五行図)」の話を少しだけ。
われわれの感覚だと、「方角(方向)」と言われると、とっさに「東西南北」とアタマに浮かぶと思います。それが普通です。
しかし、以前にも書いたように、算命学では「方角」という概念を基礎のひとつに持っています。そして「東西南北」の方角ひとつひとつに意味づけがされています。例えば、東方は母親、兄弟、そして物事のはじまりであること。反対に西方は物事の終着点であり結果であり、そして配偶者(補佐役)を示す方角です。
その「東西南北」に加えて、「中央」という〈方角〉も設定しています。文字通りの中心なわけですが、この位置は〈自分自身〉をあらわします。
紙の上に、十字の線、すなわち「|:タテ線」と「―:ヨコ線」の交わりを書いて、東西南北を4つの終点に置く。そして十字の交わる点が「中央」という方角になります。
この図を「平面五行方位図」、通称「平面五行図」と言います。五行が5つの方角(5基点)に割り当てられています。
この「平面五行図」に対して、「立体五行図」というのがあります。じっさいの占技ではこの「立体五行図」を用います。
「立体五行図」では、「中央」という方角の真上に「天(天頂)」という方角を設定しています(図20260104_1 参照)。なので方向は6方向、6基点になります。

では、この「立体五行図」の意味はなにか、と言えば、とどのつまりは天(この場合は宇宙)の時空間を地球(地上)の時空間にも当てはめるため、あるいは連結させるためと言えます。このあたりの説明はとてもややこしいのですが、これからの投稿の中で折につけ触れていくかと思います。平面五行図は立体五行図をちょうど真上から眺めている図、すなわち[天]と[中央]とが一点で重なり合っている図、だとも言えます。神の視点を持っているとも言えるでしょう。
さて、上記の立体五行図に、次の例の命式を当てはめてみると。
| 日柱 | 月柱 | 年柱 | |
| 庚 | 辛 | 戊 | 天干(てんかん)=空間、精神 |
| 辰 | 酉 | 申 | 地支(ちし)=時間、現実 |
こうなります。

この立体五行図、位相法を学ぶとよりアタマに入ってくるなと感じています。
この方角と意味づけは算命学の基礎としていたるところで登場しますが、この俯瞰的な見方が奥行きを感じさせてくれると感じています。