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【学習 #4-2】干支五行説(1)

2024/02/24

「陽」の活動、「陰」の活動

  • 陽・・・外に向かって、発展、分化していく活動。「生成」、「発展」。
  • 陰・・・「陽」の活動で生み出された活力を、内部に収蔵して蓄積、かつ活動の統一を図る活動。「収斂」、「閉蔵」。

既述の通り、殷代の占いは「起こるか/起こらぬか」の二者択一を基礎とする。それが時代が下って戦国時代に抽象的概念まで昇華して、「陰(--)」と「陽(-)」とになった。

「五行」・・・5種類の活動

五行活動概要
木行上へ上へと伸びて、発展・繁茂する
火行明るく燃えて照り輝き、万物を温めて育む
金行活動の放埒を統御して、ブレーキをかける
水行自然に流動しながら万物を潤して、物事を円滑に進むようにする
土行上記四行を含み、育て、統括する

十干(天干)

上記「五行」にはそれぞれ陰陽の活動が内包されていて、「五行」は10種類に分化する。

五行
陽干甲(きのえ、コウボク)丙(ひのえ、ヘイカ)戊(つちのえ、ボド)庚(かのえ、コウキン)壬(みずのえ、ジンスイ)
陰干乙(きのと、オツボク)丁(ひのと、テイカ)己(つちのと、キド)辛(かのと、シンキン)癸(みずのと、キスイ)
陰陽・五行と天干

同じく殷代においては、10個の太陽神話(太陽は10個存在し、毎日1個ずつ上ってくる)があり、それを基礎とした10個の記号があった。それが十干の起源である。

十二支(地支)

「十二支(地支)」は、生命体が生命活動の各段階で、生命体を取り巻く内外の状況(周囲の状況や心理状態)をあらわす、というのが上住の説明にある(正直、この時点ではよく解らない)。

陽支子(水)寅(木)辰(土)午(火)申(金)戌(土)
陰支丑(土)卯(木)巳(火)未(土)酉(金)亥(水)
陰陽・五行と地支

十二支の起源は不明であるとされている。10個の太陽神話に準じて、1年に月は12回盈(み)ち虧(か)けすることから12個の符号がつくられたとする説がある。ただし、月は当初は序数によってあらわされていた(既述したが、動物を月に示したのは周辺民族へ、一年のカレンダ運行を解りやすく示すためという説がある)。

  • この記事を書いた人

nikolaschka

穂座来 萬大(ほざき・かずひろ)。2023年より算命学を勉強中。慶應義塾大学(通信制)文学部Ⅰ類在籍(法学部乙類卒)。 ガンプラ/サイゼリヤ/ブロンプトン/天声人語/ポメラ。明治100年静岡市生まれ。

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