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一陽来復

2025/12/22

今年(2025年)の冬至となりました。冬至は一年中で昼間が最も短く夜がもっとも長い日です(よく勘違いされるのが、一年で最も寒いとされる「大寒(だいかん)」。これは1月下旬)。

『易経』には「此に至り、七こうして一陽来復す、乃ち天運の自然なり」とありますが、この日をさかいにしてまた日が長くなっていくことから太陽の力が復活すると信じられてきました。少し難しい言い方だと、夏至からスタートした陰性が極まって、冬至を境にして陽性へと転じる、というわけです。「一陽来復」とはこのことを指します。

我が家も、今夜は南瓜を煮て、柚子湯で身体を温めることになります。

算命学の一説にはこの冬至をもって新年という説もあるようですが、その是非と真偽はさておき、なにかを始める/なにかが始まるという区切りの時間(日)ということであることは確かなのでしょう。

年々、一年が短く感じられるようになってきて、せわしなさはいつもわたしたちについて回っていますが、その流れの中にあっても、来し方行く末を一考する時間として、冬至を意識するのもまた〈師走ならでは〉の貴重な時間の使い方だと思います。

 

  • この記事を書いた人

Dexter Franciscocity

穗座来 萬大(ほざき かずひろ) / iPhoneカメラ愛好家。

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