Kazuhiro

穗座来 萬大(ほざき かずひろ) / DFgSCQ(Dexter Franciscocity goes to Santiago de Compostela.)/ iPhoneカメラ愛好家。

【学習 #6-1】陰占・陽占のかたち

今日は第6回目の講義。だいぶ風が強くて、せっかく治まりつつあった咳がぶり返しそうでイヤでした。 今回の講義は「十二支の質」の残りをやって、いよいよ陰占・陽占に入りました。 まずは陰占・陽占それぞれの〈 ...

【学習 #4-2】干支五行説(1)

2024/2/25    , ,

「陽」の活動、「陰」の活動 陽・・・外に向かって、発展、分化していく活動。「生成」、「発展」。 陰・・・「陽」の活動で生み出された活力を、内部に収蔵して蓄積、かつ活動の統一を図る活動。「収斂」、「閉蔵 ...

『図解 諸子百家の思想』、「諸子」の虚像

今週(2024/2/19~22)までは、とにかく繁忙期(忙殺期)なので、ロクにブログ更新ができません。日付こそ2/19(月)となっていますが、書いているのは2/25です。 会社の行き帰り、さいきん出た ...

「五行」補遺、「玉骨遙」、『民主主義を疑ってみる』

「五行」補遺 董仲舒後 小島祐馬の後生であるから言及しないわけはないと思っていたら、やっぱり上住節子も董仲舒『春秋繁露(しゅんじゅうばんろ)』には触れていました。失礼しました、わたしの見落とし、という ...

【学習 #3-16】五行(6)

「五行思想(五行配当)」の完成 小島は、〈宇宙の説明〉として明らかに五行配当が見られるのは、前漢武帝(在位:B.C.141~B.C.87年)時の董仲舒(とうちゅうじょ)『春秋繁露(しゅんじゅうばんろ) ...

【学習 #3-15】五行(5)

「五行説」の形成 (2) 「五行説」についてここまで述べてきたことをざっくりと纏めると、 「五行生数説」・・・「水火金木土」という宇宙生成の順序で記載されている(『書経』「洪範」) 「五行相生説」・・ ...

【学習 #3-14】五行(4)

五徳終始説(つづき) 「五行相剋説」を基調として、支那王朝の入れ替わりを説いたとされる「五徳終始説(ごとくしゅうしせつ)」。小島は、五行思想が確かにあらわたと信頼できる最初のテキストとして、鄒衍(すう ...

【学習 #3-13】五行(3)

五行相生説(の原形) 前回、「五行生数説」という五行思想の原初のかたちが『書経』(あるいは『尚書』)に書かれていると言いましたが、『書経』の成立(全体が一書として成立した時)は早くても秦の穆公の在位開 ...

【学習 #5-1】十二支の「質」

なんだかんだで、年明け3回目、通しで5回目の算命学授業でした。今日(24.2.12)は祝日(2.11 建国記念日)の振替休日、そして3連休の最終日でしたが、こうしてえっちらおっちら都心まで出かけてきま ...

【学習 #3-12】五行(2)

前回書いた、〈五行配当〉の表。 【学習 #3-11】五行(1) | 學のほそ道 ~ 燕居青麓庵 (hozakik.com) 商(=中央)を含んだ季節に十干(じっかん)が割り当てられていますが、こんな興 ...

【学習 #3-11】五行(1)

「五行」、すなわち「木火金水土」は、最終的には「天人合一(てんじんごういつ)」思想の一翼を担うかたちとなり、易とともに儒家の哲学思想の根底を形成する有力な要素となったのである。 というのは、小島祐馬『 ...

【学習 #3-10】陰陽(4)

陰陽についてのまとめと理解は今回で一回区切りをつけます。 「算命占法の理論的根源である老荘思想」、その「陰」「陽」についての〈本義〉。いつも通り、樹木の生長になぞらえてみましょう。 「陽」・・・枝をど ...