たまたま、夜中に猫に起こされたのをきっかけにトイレにすわって、iPhoneを眺めたら、村上春樹が6年ぶりの長編を今春に出す、というtweetに遭遇。
いまのところ、発売日と一巻本、それに1200枚(原稿用紙換算)という枚数だけ。
これからゆっくりといろんな情報がでてくるのだろう。
この〈ニュース〉(新刊刊行されるだけで朝日新聞に載るという巨匠ぶり)がでたあとで、そのことをFacebookに投稿したら、友人から
村上春樹は大好きなものと全然合わないものとで分かれるので、どっちに転ぶか気になります…!
というコメントがあって、わたしがそのコメントに、「大好きなもの」と「全然あわないもの」の具体的な作品をそれぞれ教えてくださいと返したら、
・大好き⇒『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』
・合わない⇒『色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年』
という返答があり、猿蓑さんは? と訊かれたので、即答できるかなと思ったら、これが答えに詰まってしまった。辛うじて(という表現がいいかどうかは解らないけど)、なんとか答えたけれど、どうも納得いかない。
昔持っていた感覚(好み)がどうにも信じられなくなり、ふいに「これは読み直したほうがいいんじゃないか」と思いついた。どうせ大学の勉強もひと区切りついたことだし、春までには引っ越しくらいしかやることないし、ちょっと手遊び(てすさび)でもう一度読み返してみようと考えたのだ。
とはいえ、村上春樹の本は引っ越しの段ボールの奥にしっかりと仕舞われているのだが。